こんにちは、店長小山田です。
ラップやキッチンペーパー、クッキングシートなどのキッチン用品。
とっても便利ですよね。私もよく使います。
でも昔ながらの「さらし」があれば、その代わりになると聞いて興味津々!
さらしって、ご存知ですか?
布おむつに使ったり、お祭りのはっぴの下に巻いたりする、白い綿の布です。
あれをキッチンで使う??
と思いながら使い始めたんですが、あっという間にさらしの魅力のとりこになりました。(笑)
せいろを使うときにはクッキングシートを使っていましたが、さらしなら捨てなくていいんです。
紙じゃないからやわらかく、せいろになじむ感じも、心地いいです。
余分な蒸気をさらしが吸うので、食材がベチャッとしないのもうれしい!
塩もみをしたあとのきゅうりは、さらしで包んでぎゅっと絞れば、しっかり水が切れます。
サラダにするレタスなどは、さらしでふわっと包んでブンブン振れば、サラダースピナーいらず!
水を吸っても、キッチンペーパーみたいに破れないのもうれしいです。
水に濡らして絞ったさらしで握れば、熱くないし、ごはんがさらしにくっつくこともありません。
ラップで握ると、熱さでラップの成分が溶けてるんじゃないかな、、と思ってましたが、そんな心配も解消です!
残りごはんは、濡らして絞ったさらしに包んで、冷凍庫へ。
このまませいろに入れて蒸せば、ふっくらつやつやのごはんが食べられます。
凍ったさらしの表面に水をかけて、レンジで解凍もできますよ。
本格的なカフェでは、布のフィルターでコーヒーを淹れますよね。
さらしを使えば、おうちでも本格カフェ気分♪
ペーパーフィルターを毎回捨てずにすむのもうれしいです。
ほうれん草や小松菜などの葉野菜は、水洗いしたあと、さらしに包みます。
そのあと冷蔵庫にいれておけば、新鮮さが長もち!
そのまますぐに料理に使えて便利です。
ビニールに入った葉野菜って取り出しにくいけど、さらしだとそのストレスがないのもいいんですよね。
さらしで食器を拭くと、毛羽がつきません!
私、グラスに毛羽がつくのが許せなかったんですが、さらしならその心配がなく、しっかり拭き上げられます。
しみが落ちなくなってきたとか、固くなってきたな、と思ったら、セカンドステージの台拭きに。
薄いから、しっかり拭けるのも気持ちいいんです。
洗いやすいのも、うれしい!
最後は雑巾として、汚れのひどいところを掃除して、さようならします。
1枚の布をしっかり使い切れる感じが、とっても気持ちがいいです。
捨てるときも、自然と「ありがとうね」って言葉が出ちゃいます。
一般的にさらしは、10mほどの反物で売られています。
それを自分で切って使うんですが、さらし初心者さんには、ちょっとハードルが高いかも。
(切るのがめんどくさくて、使わないままになりがち。笑)
そこで「はぐくむさらし」は、使いやすい正方形のカットクロスでご用意しました。
あなたのさらし生活、はじめの一歩を応援します!
生地をカットしただけなので、生地端がほつれます。
でもそれもいい味なんですよね。
さらしは昔から、乾きやすさと、汚れが生地端にたまらず衛生的という理由で、切りっぱなしになっているんです。
端を縫製しないのは、そんな理由があるんですね。
使い始めはほつれますが、使い続けていると生地端から1センチほどでほつれが止まります。
どんどんほつれて小さくなってしまうことはないので、ご安心くださいね。
ほつれた糸はハサミで切ってお使いください。
初めて使うときと、普段のお手入れは、煮沸消毒がおすすめです。
なんだか面倒に思うかもしれませんが、簡単です。
鍋で煮るだけですから!(笑)
さらしをとれるNO.1や石けんなどで軽く洗ったあと、鍋に水と一緒に入れ、火にかけます。
沸騰したら数分そのままぶくぶくさせたら、消毒完了。
あとは水ですすいで、ぎゅっと絞って干すだけです!
薄くて乾きやすいのも、お手入れが苦にならないポイントです♪
ラップやキッチンペーパーなどは、たしかに手軽で便利です。
でもさらしを使い始めて、あれ?実はプチストレスだったのかも?と気づいたんです。
使い捨てるそのときは楽かもしれないけれど、使い捨てないさらしは、別の「楽」をもたらしてくれるような気がします。
さらしがあれば、ラップやキッチンペーパーの量を減らせます。
だからといって、もうラップやキッチンペーパーは使わない!なんて肩に力を入れなくていいと思うんです。
今まで使っていた分の、ひとつでも、ふたつでも、さらしに変えてみる。
それだけでも、心が軽くなるのを感じられるはずです。