初めて「布ナプキン」という存在を知ったのは、お客様からの

とれるNO.1で布ナプキンを洗うと、きれいに汚れが落ちました。

というメールでした。2005 年のことです。
当時は『地球洗い隊』という屋号で「とれるNO.1（通称とれる）」という、米ぬかと微生物（納豆菌や麹菌など）でできたバイオ洗剤を販売している、つまり洗剤屋さんだったんです。
だから、「ほほぉ、とれるは布ナプキンの洗濯にもお役に立ててるのね。
うれしいねー、よかったねー。」と思っていました。
・・・で、布ナプキンってなんだろう？
そんな状態だったのですが、なんと 2007 年2 月に布ナプキン Sunny Days は誕生しました。

お会いした人にはたいていお話ししていますが、私、もともと布ナプキンにドン引きしていた人です。

布に血がつくんでしょ？
いつも捨ててるのに、持って帰るとか、ムリ！！
しかも洗うとか、絶対ムリ！！
だって、汚いもん。気持ち悪いやん！！

と思っていました。
でもすでに布ナプキンを使ってらっしゃるお客様にいろいろお伺いすると、

と、いいこと尽くめ。
だから、ドン引きしていたものの、こうなったらとりあえず1 度布ナプキンを使ってみなくては、ということで布ナプキンを通信販売で購入したのでした。

いざ生理がきたとき、やっと試せる！というワクワクと、この布を汚してしまうというこわさと、本当にもれないの？大丈夫？という不安と、いろんな気持ちがいっぱいでした。 そうしたら・・・

目からウロコってこのこと！？
やわらかい！あたたかい！

正直言うと、布ナプキンは 1 回だけとりあえず使ってみて、市販の使い捨てナプキンに戻るつもりでした。でもこの心地よさを知ってしまうと、もう戻れない！！本当に衝撃でした。

それでも、初めて布ナプキンをトイレで交換するとき、本当におそるおそるでした。
「血を含んだ布」を想像するだけで、ちょっと怖かったんです。それが、思い切って交換しようとして自分でもびっくりしたんですが、

汚いっていう感覚にならない！
まったく気持ち悪いって思わない！

これが、使い捨てナプキンを使っているときと、一番変わったことかもしれません。
使い捨てナプキンを使っていると、ナプキンと、そこに吸収された経血は、まとめてゴミなんですよね。
でも布ナプキンを使うと、経血はゴミなんかじゃない、汚いものじゃない、ということが、誰かに説得されなくても、素直に思える気がします。

最初、布ナプキンを買おうと思ったとき、近所のお店で売っているところを見たことがなくて、インターネットで探し始めました。
ネットで布ナプキンを販売しているお店はすぐに見つけられるんですが、ひとくちに「布ナプキン」といってもいろんな種類があるんです。
いろんなものがあって、見れば見るほど何を買えばいいのかわからなくなって、もうやーめたっ！と何度もなりました。
それは私だけじゃなくて、みんな同じなんじゃないかと。
実際、私が布ナプキンを初めて使った翌日に、布ナプデビューの衝撃を、スタッフにまくしたてたのですが、スタッフは

「へえー、そんなにいいんですかー。でもねえ、使ってみたいんだけど、やっぱりどれを買えばいいのか悩んでしまって、結局まだ買えてないんですよねえ。。」

と。買いたいのに買えない状態。

そんなとき社内で鶴の一声が。

あのぉ、、、そんなにいいものなのに、ほしいものがないなら、、、地球洗い隊で布ナプキン、作れば？

2 度目の目からウロコ！

そうして「どれがいいのかわからない」初心者さんが「これなら使ってみたい」と思える布ナプキンを作ろう！という想いで Sunny Days がスタートしました。

作ろう！と思ってからすぐ出来上がるはずもなく、実際にお客様のもとにSunny Days 布ナプキンをお届けするまでたくさんの方にご支援、ご指導いただきました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
その試行錯誤の連続を「布ナプキン開発物語」としてご紹介しております。こちらもぜひご覧ください。

現在は布ナプキンメーカーとして研究開発、製造、販売を行うとともに、「布ナプキンという選択肢」を小中高生から大人の女性までたくさんの方に知っていただくべく、講演活動なども行っています。

ラジオ出演