natural life style shop 地球洗い隊

冷え取り用や妊活用など、女性の間で浸透しつつある布ナプキンは、肌と地球に優しいのが特徴です。しかし、布ナプキンで起こる漏れ問題に悩んでいるユーザーもいるでしょう。 この記事では、布ナプキンでの漏れを予防する方法や、漏れてしまったときの対処について解説します。 布ナプキン専門店サニーデイズの扱っている布ナプキン

布ナプキンで漏れてしまう原因

本来、布ナプキンは漏れにくいものです。布ナプキンの素材としてよく使われるパイルやワッフル、ネルは吸水性が高く、吸い込んだ水分を溜める保水力もあります。 それなのに漏れてしまうということは、使い方のポイントをおさえていない、布ナプキンのケアが足りない、適切な布ナプキンを選んでいないなどの原因が考えられます。布ナプキンについてよく知り、使い方のポイントをおさえると、漏れにくく快適に使えるようになるでしょう。

おしりと布ナプキンの間に隙間がある

布ナプキンでも使い捨てナプキンでも起こりうることですが、おしりとナプキンの間に隙間があると、その隙間をつたって経血が漏れる「つたい漏れ」や「うしろ漏れ」が起きやすくなります。おしりは中心がくぼんだ形状のため、平面のナプキンとあわせるとどうしても隙間ができる構造なのです。 また、睡眠中はナプキンを交換できないため注意が必要です。経血が多い日の夜などは、仰向けに寝ていると、経血がおしりの隙間を後ろに向けてつたい、漏れやすくなってしまいます。 さらに、寝返りで動くとナプキンがよれ、より隙間ができやすくなってしまいます。このように、睡眠中特有の環境がつたい漏れやうしろ漏れを起こしやすくします。

ナプキンに対して経血量が多い

ナプキンには軽い日用、多い日の昼・夜用などがあり、それぞれ大きさや吸収力などに違いがあります。布ナプキンか使い捨てナプキンかにかかわらず、多い日に軽い日用を使うなど、経血量にあわないナプキンを使用すると漏れる可能性が高くなるでしょう。 また、布ナプキンに対して経血量が多いと、きちんと吸収したのに生地の限界を超えて経血が布ナプキンを貫通する「貫通漏れ」が起こることもあります。 経血量が多く漏れが心配なら、防水シートが内蔵されている布ナプキンを使うのも一つの方法です。しかし、布ナプキンユーザーの中には、化学繊維でできた防水シートが蒸れにくさやつけ心地を損なうのではと考え、防水シート内蔵の布ナプキンを敬遠する人もいます。

新品の布ナプキンは水通ししてから

布ナプキンが新品であることも漏れの原因になります。コットンを使用している布ナプキンは、新品のうちはコットンのもつ油分が表面に残っています。そのまま使うと油分が経血をはじいて吸収せず、ナプキンの表面をつたって漏れてしまうことがあるのです。 購入した布ナプキンはそのまま使うのではなく、必ず一度水通しをしましょう。オーガニックコットンを使ったものは油分が強いので、洗濯機で洗うのがおすすめです。 ナプキンはデリケートな部分に触れるため、衛生面からも洗って使うのが望ましいでしょう。

布ナプキンで漏れてしまう原因

シーツや洋服の汚れを落とすのは時間や手間がかかり、ブルーな気分にもなるため、できるだけ漏れる前に予防したいものです。どうすれば布ナプキンの漏れを防ぎ、なおかつ快適に使えるのか、具体的な予防方法を解説します。

経血量にあった布ナプキンをセレクトする

使い捨てナプキンと同様、布ナプキンにも多い日の夜用、少ない日の昼用、おりもの用などさまざまな種類があります。また、両角をクロッチの外側に折り込むひし形タイプや、三つ折りにして吸水力を高めるハンカチタイプ、おしりの方までカバーするロングタイプなど、形もさまざまです。漏れ予防には、その日の経血量や生活シーンにあわせた布ナプキンを選ぶのがポイントです。 蒸れるからと、防水シート入りの布ナプキンを敬遠するユーザーもいますが、蒸れるのが心配なら、長時間トイレに行けない外出時や多い日の夜だけなど、臨機応変に使用するのがおすすめです。 内蔵ではなく、布ナプキンに重ねて使うオプションタイプの防水パッドもあります。いつもの布ナプキンを必要な時だけ防水タイプにでき、蒸れが気になるようなら途中で外すこともできるので便利です。

経血量にあった布ナプキンをセレクトする

前述しましたが「つたい漏れ」や「うしろ漏れ」が起こるのは、おしりの構造上、どうしてもナプキンとの隙間ができてしまうからです。そのため、この隙間をうまく埋めると経血が漏れにくくなります。 おすすめの方法は、プレーンなハンカチタイプの布ナプキンを細長く丸め、隙間の部分に挟み込むことです。手軽に洗えて乾きやすいハンカチタイプなら、経血をたくさん吸ってもすぐキレイになり快適に使えます。ぎゅっと挟むと圧迫感があり痛いので、ふんわりと挟むのがコツです。 もしくは、コットン製の使い捨て布ナプキン「プラスル」を利用してもよいでしょう。使い捨てのため、汚れても洗う必要がありません。 また、とても柔らかい生地なので挟み込んでも圧迫感を感じにくく、快適に使えます。ふわふわの起毛加工が施されており、肌触りがよいのも特徴です。 日中使用する布ナプキンに重ねると、布ナプキンが汚れにくくなるメリットもあり、生理で体調がよくないときの洗濯も楽になるでしょう。

もし漏れてしまったら?

もし漏れてしまったら、汚れた布ナプキン、衣服やシーツともにつけおき洗いがおすすめです。経血は乾くと落ちにくくなるので、出勤前など忙しい時間でも、可能な限り洗剤液につけるところまでは行いましょう。 布ナプキンは経血をしっかり吸収するため、内部まで汚れが入り込んでいます。水でもみ洗いして内部の汚れをよく押し出してから、洗剤液でつけおきするとより落ちやすくなるでしょう。 時間がない、生理痛が重いなどの理由で洗うのが大変なら、2段つけおき法がおすすめです。洗剤液の入った容器をトイレなどに用意しておき、使い終わったナプキンをすぐつけていきます。 1日分がたまったらよくすすぎ、別の容器に用意しておいた洗剤液につけます。こうしておくと、他の衣類を洗濯するタイミングにまとめて洗濯機で洗えばよく、手間がかかりません。

洗剤は体にも環境にも優しいバイオ洗剤がおすすめ

布ナプキンの大きな魅力は、エコで体に優しいということです。粘膜や子宮に近い部分に使用するものでもあるため、布ナプキンを洗う洗剤もエコで体に優しいバイオ洗剤を使うのがよいでしょう。おすすめは、微生物の生み出す酵素の力で汚れを落とす「とれるNO.1(粉末タイプ)」です。 合成界面活性剤などを使わず、成分は有益微生物、米ぬか、フスマのみ。手の皮脂をとりすぎないため、毎日使っても手荒れしにくい洗剤です。抜群の汚れ落ちで、エコ洗剤の「汚れが落ちにくい」というイメージを覆します。泡立たないタイプですすぎやすく、水を節約できるのもメリットです。 つけおきの際は、予洗いした布ナプキンの汚れ部分に粉末をつけてもみましょう。汚れを内に折りたたみ、とれるNO.1と水をあわせた洗剤液につけると早く落とせます。できれば、つけおきの半日ほど前に洗剤液を作っておくのがコツで、微生物が酵素を生み出す時間がとれ、汚れ落ちがさらによくなります。

工夫して快適に布ナプキンを使おう


布ナプキン専門店サニーデイズの扱っている布ナプキン