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洗って何度も繰り返し使える生理用品として知られている布ナプキンは、本当に使い捨てナプキンよりもコスパがいいのか気になっている人も多いでしょう。 本記事では、使い捨てナプキンとの費用の差や、布ナプキンならではのメリットを比較していきます。

布ナプキンを使うと生理用品のコストが抑えられる?

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女性が生涯に使う生理用品の費用は、平均150万円というデータがあります。 これまでの生理用品は使い捨てが中心なので、どうしても毎月ナプキンを購入する費用がかかってしまいました。

そこで注目を集めているのが、洗って繰り返し使える布ナプキンです。 布ナプキンと使い捨てナプキンの費用を比較すると、布ナプキンの方がコスパがいいと、布ナプキンを使用する女性が増えているようです。

布ナプキンと使い捨てナプキンそれぞれのコスパ

使い捨てナプキンは、1枚あたり20円程のものが多いでしょう。 1日分を5枚とすると、1回の生理期間では25~35枚のナプキンを使うことになり、1ヵ月で使うナプキンの費用はおよそ500~700円です。 それに対し、布ナプキンは1枚あたり1,500~2,000円程で販売されています。 紙ナプキン同様に、1日に5枚交換するとなると、およそ7,500~10,000円かかります。
1回の生理期間で、1日5枚のナプキンを2セット使うとすると、1ヵ月当たり15,000~20,000円が必要です。 ただ、布ナプキンは1度購入すれば、長期間使用できます。 1ヵ月間の費用は圧倒的に使い捨てナプキンの方が安く済みますが、長期間でみると布ナプキンの方が安くなります。

布ナプキンは1度購入すると長期間使用できる

布ナプキンは洗って繰り返し使用するため、1度購入すれば長期間の使用が可能です。 ただ、布ナプキンの吸収剤として使われているネルやパイルは、3~4年使い続けると吸水力が低下します。 そのため、布ナプキンは3~4年に1回のペースで買い替えることになります。

使い捨てナプキンを同じ年月分使い続けた場合、18,000円~33,600円の費用が必要です。 生理期間は一定の周期で何年も続いていくものですので、生理用品に関する出費を減らしたい、生理関連のゴミを減らしたいと考える人には、布ナプキンのコスパは非常に魅力的です。

布ナプキンのコスパ以外のメリット

布ナプキンのメリットは、コスパだけではありません。 肌への刺激が少ない点も、布ナプキンの大きなメリットでしょう。 使い捨てナプキンの主な材料は、石油由来の不織布を始めとする化学繊維です。 ナプキンの外側は不織布やドライメッシュ加工をほどこしたポリエチレンフィルム、内側は吸水ポリマーと防漏剤でできています。

こういった使い捨てナプキンの材料は化学繊維が中心であり、人によって違和感が生じる場合があるでしょう。 また、吸水ポリマーは軽血を吸収すると冷えやすく、こちらも人によっては体を冷やす原因となります。 それに対し、布ナプキンは、外側に肌触りの良い綿、内側に吸水力が高いネルやパイルを使っています。 ネルやパイルは何枚も重ねて作られおり、経血を吸収する構造です。

種類によっては布の内側に防水シートを縫いこんだ布ナプキンもあり、通常の布ナプキンよりも吸水力が高いものもあります。 布ナプキンは布を何枚も重ねナプキンにしているので、使い捨てナプキンよりも厚みが出てしまいますが、肌触りが良く、肌が敏感な人にも使いやすいです。

布ナプキンを使うときの3つの注意点

布ナプキンは1枚を何度も繰り返し使うものです。 ここでは布ナプキンを使用する際の3つの注意点を紹介します。 使用する際は必ず洗濯を行い、経血を完全に落としましょう。

1. 布ナプキンは専用容器に入れてつけ置き洗いをする

布ナプキンを洗うときは、最初にぬるま湯で予洗いをします。 特に経血の量が多いときは、必ず予洗いをし、ある程度の汚れを落としておきましょう。 予洗いの後は、セスキ炭酸ソーダを混ぜた液につけて完全に経血を落とします。 つけ置きする時間は、半日~1日が目安です。 つけ置き洗いが終わったら、手洗いか洗濯機に入れて本洗いをし、乾燥させて手入れは完了です。

2. 洗ったナプキンは完全に乾かす

洗い終わったナプキンは、水分が残らないよう完全に乾かしましょう。 ナプキンに水分が残ったまま使用してしまうと、雑菌が繁殖し、感染症の原因となります。 特に家庭内で布ナプキンを洗濯する場合は、他の家族が触れないようにする配慮が必要です。

布ナプキンをつけ置き洗いする容器は蓋つきのものにする、布ナプキンは他の家族の洗濯物と分けて洗うといった工夫が欠かせません。 布ナプキンの洗濯に使った排水は、水道ではなくトイレに流しましょう。

3. 外出時は使った布ナプキンを密閉できる袋に入れる

外出先で布ナプキンを取り替える際は、密閉できる袋に入れるようにしましょう。 経血のついたナプキンが持ち物や肌に触れないようにして、感染症対策を行います。 臭いが気になる人は、防臭加工のある袋を使うと良いでしょう。

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