「やさしいショーツ」はまず腹巻き付きタイプを2014年11月に販売開始しました。
9年半も販売し続けています。
そしてショートタイプは2016年6月に販売開始しました。
当初、ショートタイプは数量限定販売の予定で、定番化するつもりはなかったのですが、あまりにもファンが多く、リクエスト多数で定番になりました。
思い返せば2012年1月。
もう10年以上前ですが、ほいっと店長おやまだからショーツのサンプルを渡されました。
製品になった「やさしいショーツ」とは全く違う、共通点といえば「締め付けない」ということくらいだったでしょうか。
ショーツというよりもショートパンツに近いような、フィット感が全然ないデザインでした。
そのサンプル、実用性にちょっと問題があってですね。
生地は肌触りのいいモダールですごく気持ちよかった。
でも肌触りが良い分、生地の強度が足りなかったのか、布ナプキンのラージなんかをつけるとダラーンとなってしまって、体との間に隙間ができてしまってうまくフィットしなかったのです。
布ナプキンメーカーのショーツなのに、布ナプがうまく使えないなんて致命的。
ということでぽしゃった気がします。
それから数ヶ月、ずっと
ショーツ作りたいねー
作りたいねー
そうだねー
と話してはいたものの、サンプルは作ってみたものの、うまくいかず、具体的には進んでいませんでした。(よくあるパターン)
ようやく第一歩となったのが2012年6月、新大阪でのメーカーさんとの打ち合わせでした。
暑い日で、約束の時間までまだ少しあったので、スタバに入って普段注文しないアイスのココアを店長おやまだにおごってもらったのを思い出します!
(いつも、夏でもホットドリンク派なので)
この打ち合わせの後もサンプルを作ったのですが、まだまだ今の「やさしいショーツ」の形にはなっていませんでした。
なぜかこのときのサンプルはカーキ色で妙にスポーティで笑った気がします。
でもそれでもトントン拍子には進まず、約2年もの間、サンプル制作を繰り返し、いつからか腹巻き部分が付いていて、でも色・素材があんまりかわいくない!とか
レースはいらない!とか
店長おやまだにぶーぶー言ってみたりしました。
(てんちょ、ごめんなさい。)
途中から私はショーツ以外の他のお仕事に没頭させてもらっていたので、サンプルをもらって、試して、ぶーぶー言うくらいのほぼ外野状態だったので、店長おやまだ一人で孤独の中、ショーツ企画は進められていました。
だから私が語れるのは氷山の一角で、、もっともっとたくさん想いあり、挫折ありの道のりだったと思います。
話を聞いてはいても、やっぱり本人の気持ちの大きさというか思い入れは比べ物にならないと思うので。
そんな店長おやまだ渾身のショーツが出来上がったのが2014年11月でした。
商品名は女性スタッフ全員で案を出しあいましたが、結局、店長案の「やさしいショーツ」に決定。
そして・・・・
150枚の初回生産分は即完売。
たくさんのお客様がまだかまだかと発売を待っていてくださったんですよ。
店長おやまだのがんばり(「苦労」ではない!)が実を結んだ瞬間でした。
そして数年がたち、高評価のレビューをたくさんいただきながら、ショートタイプも登場し、今に至ります。(割愛しすぎ!)
長年販売していると、その商品の良さを忘れるというか、そこにあるのが普通になりすぎて、当たり前になりすぎてダメですね。
私は長年販売しているけど、初めて「やさしいショーツ」なるものを見るお客様がたくさんいらっしゃるわけだから、ちゃんとやさしいショーツの良さをお伝えしなければと今、気持ちを新たにしたところです。
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