料理をしていると頻繁に出てくるフレーズ、「切った野菜は絞って水けを切る」。これが面倒くさくてたまに省いてしまうんです。
その結果、数時間後には野菜は水分でべちゃべちゃ。もちろんあまり美味しくない。
だったら絞ればいいって話なんですが、面倒な気持ちが勝ってしまう。
面倒くさいの勝率がすごい。
でも言い訳をさせてもらうと、野菜をしぼる過程に存在する『ある問題』が、私を面倒な気持ちにさせているんです。
それが、『キッチンペーパーすぐ破れる問題』。
料理をするなら誰しも覚えがあるかと思います。
キッチンペーパーはすぐに破れる。なんならロールになってる状態から切り離した時点で破れる。弱すぎやろ。
たまにやる気を出して野菜をしぼろうものなら、あっという間に破れてゴミと化します。
ポテトサラダに入れる少量のキュウリを絞っただけで3枚も死ぬなんて犠牲がでかすぎる。
これでも地球洗い隊というブランドを背負った社員なので、いたずらにゴミを増やす行為には罪悪感を覚えます。水を吸っただけのキッチンペーパーを何枚も捨てるなんて、洗い隊スタッフとしてあるまじき行為です。
だったらどうするか。解決策は『さらし』でした。
さらしと聞くと、高倉健か菅原文太が腹に巻いてるイメージしかなかったんですが、実は生活の中で色々と使える便利アイテムでした。
ラップ、コーヒーフィルター、布巾、そしてキッチンペーパー。さらしは、一度使ったら捨ててしまうアイテムの代用品になるんです。
このさらしを使って野菜をしぼると、破れない。
握力に自信のある私が力いっぱいしぼっても大丈夫。
何よりゴミにならないのがうれしい。
洗って干して、また野菜が力いっぱい絞れます。使い倒して万が一破れても、次は布巾にしてしまえばいい。
お料理しながらちょっと地球にいいことができる。
さらしってすごい。
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