和綿をご存知ですか?
和綿は日本固有の綿で、明治時代までは日本各地で栽培されていました。
しかし外国産の加工しやすい洋綿が入ってくると、和綿は衰退。
現在では統計上、日本で生産されている綿は0%とされています。
そんな和綿を復活させようと、実は全国で活動が始まっています。
種の保存という目的以外に、和綿には洋綿とは違った魅力があるからです。

一般的に上質コットンである条件は繊維が長いこと。
和綿は、まさにその対極にあります。
繊維が短く切れやすいので、高速機械での糸紡ぎが難しく、大量生産に向いていない。
さらに出来上がる糸は一定の太さにはなりません。
最初はいいところ無さそう、と思っていたんですが、「手摘み和綿のオーガニック布ライナー
【和】~NAGOMI~」を着けた瞬間、評価は一変しました。

まずムレない。
湿度の高い日本で栽培された和綿の生地は、吸湿性に優れているんです。
そして暖かい。
太さがまちまちな和綿の糸、生地になると空気の層がたくさんできます。
和綿の布ライナーを一枚着けているだけで、普通の布ライナーよりも暖かいんです。
夏は通気性がよく、冬は暖かい。
こんなにすごいのに、このまま消えてしまうのはもったいないですよね。
紡績加工の難しさから明治時代に廃れた和綿。
今の技術なら、和綿の加工も容易にできるんじゃないかな、と素人目線で考えてしまいます。
でもまずは生産率をゼロから1%に。
和綿の製品は少ないですが、見つけたらぜひ手にとってみてください。
この記事で紹介された商品

手摘み和綿のオーガニック布ライナー【和】~NAGOMI~
水のようにすっと肌に浸透する、オールインワンゲル。